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器: 片口 小橋順明 夏と言えば枝豆。 下戸ですがとにかく枝豆が大好物です。 料理は好きですが 基本テキトー料理のため手がかかることは出来るだけ避けてます(笑) そんな私ですが、枝豆だけは違います。 必ず地物枝つき。 机に新聞紙を広げて まずはサヤをムシります。 次に一つずつ調理バサミで両端を切り落とします。これで食べるときの口触りが変わる。 さらにそれを塩ずり。これで茹で上がりミドリの鮮やかさが違ってくるんです。 茹でる前というのに、切り口あたりから豆の甘い香りが漂い始めます。 この辺りでまずは香りでヤラレます。 後はざっと塩茹でしザルにあげ、スタンバイさせてある扇風機の前へセット。 そして一気に冷ます。火が通り過ぎて歯ごたえがなくなるのを防ぐためです。 氷で冷やすと水っぽくなり香りが飛ぶので絶対NG。 家族からは 「お前、これだけはマメだなぁ~」 枝豆に対する情熱を褒められてるのかけなされているのかいつも笑われている。 さて、ここまでくると盛り付ける器選びも真剣です。 毎回変わるんですが、今日の気分は小橋さんの片口でした。 唯一持っている備前。 なかなか備前に食指が動かなかったのですが 小橋さんの焼き物の色を見て気が一変。 いつも思うのですが、やはり作り手と使い手の相性というモノがある気がする。 技術の上手下手という事で無く、本能的な好悪の次元の話です。 凄いなぁ、綺麗だなぁ、イイなぁ、と思う器であっても 「使ってみたい」に繋がる器と繋がらない器が自分にはある。 人それぞれ好きな色がみんな異なるのと同じようなものなんだと思う。 小橋さんの器は私には繋がる器でした。 倉敷の街をフラフラとする機会があり、ここまで来たのだから一つは器を買って帰りたいなと。 通りがかりのお店のショーウィンドー 幾つか並ぶ飯碗にふと目が釘付け。 遠目だったけれど だだ何となく「あっ、これいいな」 見ると小さくついている札には小橋順明とありました。 実はここ数年小橋さんの器を手に入れたくて探していたんですね。 その日幾つも見かけた備前焼の中で自分が目を留めたのが小橋さんの碗と知った時 もう旅先で憧れの人に運命的に出会った気分でしたわ(笑) こういった事があるからさらに器オタク道にズブズブのめり込んでいくんですね。 悩みに悩んでその日選んだのが今日のこの片口。 毎日眺めていますがとにかく色が凄い。 信楽伊賀焼が好きなんですが、また全く別物の焼き物の備前。 どうして備前焼きは何日も何日も窯を焚き続けるのかとずっと不思議に思っていました。 上手く説明出来ませんが、手に持った瞬間、触ったその感触とその色に「そうなんだ」とストンと心に落ちるところがありました。 土と炎のシンプルさ。あの肌触りと色。そら皆何百年もハマリ続けるはずです。 何か開けては行けない扉の向こうを見てしまったようでどうしよう(笑) 陶磁器の世界は奥が深すぎてホントコワイわ~。帰り道見つかるんだろうか。 小橋さんの急須がやっぱり欲しいので まずは地道に積み立て貯金しようと誓った今日この頃。
by utsuwamania
| 2012-07-24 00:10
| 料理のウツワ
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